晴耕雨読 | 秋田県小安峡温泉 湯の宿 元湯くらぶの公式ブログ

カテゴリ:蔵元探訪:福乃友酒造( 5 )
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昨日の続きで、福乃友酒造の蔵の中を歩きながら無造作に撮った写真です。構図やデザインをあまり考えず無意識に撮ったものですが、自分の中ではとても大切に思っている写真です。狙いに狙って撮った写真は無造作に写した一枚に負けてしまう。写真の奥深さでもあり、面白いところ。

ブログを始めた頃は、ブログに載せるために写真を撮っていた時期もありました。けれども、なかなか思うような写真が撮れなくなってしまい、今ではそのようなスタンスで写真を撮ることはやめています。

福乃友の写真を撮り始めた頃が、自分の中ではひとつの転換期になっていたのかもしれません。あまり深く考えず、自分が見た景色を一枚の写真に納めよう。写真を撮る楽しさを忘れてしまっていた自分に、福乃友の蔵が「初心忘るべからず」と教えてくれたのではないかと思っています。
by m_kurabu | 2009-03-14 14:01 | 蔵元探訪:福乃友酒造 | Comments(0)
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昨年から自分の中のテーマとして撮り続けてきた写真があるのですが、その中の一つに福乃友酒造の蔵の写真があります。福乃友の蔵はあと3年で100年を迎えます。その歴史ある酒蔵を一枚の写真で表現してみたくなり、あえてモノクロで撮影したものがあります。まだまだ勉強不足、つたない写真ですが、自分の中で満足のできる写真が撮れたときには当館の一角に展示できればなどと思っていたりします。でも、欲を出すと良い写真は撮れません。画角を変えたりアングルを変えたりして撮ってはみたものの、結局は一番最初に撮したものが一番良かったなんてことの方が多いように思います。生き方も写真も「自然体」が一番なのかもしれません。

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by m_kurabu | 2009-03-13 13:39 | 蔵元探訪:福乃友酒造 | Comments(0)
第一回「秋田の美食を楽しむ会 福乃友酒造×佐藤養悦本舗」 平成21年3月7日(土) 開催決定!
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昨日は佐藤養悦本舗の信光さんご夫妻と一緒に福乃友へ行ってきました。3月開催予定の「秋田の美食を楽しむ会」では福乃友×佐藤養悦本舗のコラボということで、当日は佐藤養悦本舗の代表でもあり、生粋のうどん職人でもある佐藤信光さんにもお越しいただき、皆様と楽しい時間を共有できればと思っています。

信光さんご夫妻は初めての福乃友訪問。酒造責任者の古関さんとも初顔合わせということで、蔵内を案内していただきました。

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麹室にて。以前は大吟醸のみ蓋麹、その他は機械製麹というやり方でしたが、2年前に製麹機を撤去し、現在では20キロ盛りの蓋麹で全量を手作りしています。

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管理が大変、掃除が大変、等の理由で現在ではあまり使われなくなった「泡あり酵母」を多用するのも福乃友のこだわりの一つ。

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明日の洗米を待つ55%精米のキヨニシキ。

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こんなところにも書いてありました。「一に蒸し、二に蒸し、三に蒸し」。

私が初めて福乃友の蔵を訪れた際に「酒造りの工程において一番大切な工程は原料処理、つまり、いかに良い蒸米を造るかだと思っています」と古関さんは話してくれました。福乃友では、全ての麹米と純米以上の掛け米は10キロづつの限定吸水を行い、吸水もふくらみのある酒質を目指し0.1%にこだわって吸水させています。


第一回「秋田の美食を楽しむ会 福乃友酒造×佐藤養悦本舗」も平成21年3月7日(土)に決定しました。会の趣旨や詳細につきましては、近日中に皆様にご案内できると思いますのでもう少々お待ち下さい。
by m_kurabu | 2009-01-28 13:13 | 蔵元探訪:福乃友酒造 | Comments(0)
20BY 福乃友の酒
今期2回目の福乃友です。小安峡温泉から福乃友酒造のある大仙市神宮寺までは車で約1時間半の距離。遠くに見える鳥海山は真っ白でさすがに冬らしい雰囲気はあるんですが、国道13号線沿いには雪が全くありません。県内でも有数の豪雪地帯なはずの湯沢市や小安峡温泉でさえも雪が全く無い状態。ここ数年はこんな感じで年末というのに雪が降らず、降っても続かないので積もらずに数日で消えてしまいます。除雪作業が無いというのは楽なのですが、ここまで雪が降らないとなんだか逆に落ち着きません。

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そんなことを考えながら福乃友に到着すると、杜氏にあたる酒造責任者の古関さんは麹室で麹のチェック中とのこと。↑の写真を見る限りは酒造期にしてはなんだかガランとしていますが、すぐ側ではサイトウ君が翌日の仕込みの準備中。福乃友は4~5名の少数精鋭チームで酒を造っているので、県内大手の酒造メーカーと比較すれば圧倒的に人手も少ない訳なんですが、この人数で26本の仕込みをするというのですからびっくりです。

古関さんは私より年下で、サイトウ君は一回りぐらいは年下なんじゃないかと勝手に想像してますが、若いチームなのにあれだけ完成度の高い純米酒が造れるなんて凄いなあと思うと同時に、熱意のある若者に任せてみよう、応援してあげようという福乃友酒造の心意気もまた凄い。なかなかそう簡単にできるもんじゃありません。

先月の訪問時に麹室も見せていただきましたが、昨年まで使用していた製麹機(麹を造る機械)は撤去され、現在は普通酒~大吟醸まで全量を箱麹で手作りしているとのこと。多くの蔵では吟醸~大吟醸クラスの酒は箱麹で手作り、それ以外の酒は製麹機というのが一般的になっていますが、福乃友では機械を使わず麹は全て手作りで行われています。なぜ便利な機械を撤去して手作りに切り替えたのか?。以前、古関さんはこのように話してくれました。

「普通酒でも大吟醸でも全てが同じ「酒」であり大切な作品なのだから、全てに出来る限り心を込めたい」

私が福乃友という酒蔵に魅力を感じる最大の理由はここにあるのかもしれません。機械を使ったからダメなんてことはないと思うし、逆に手作り=良い物が作れるとも限りません。最も重要なのは作り手の「心」であり、自分が造る作品に対してどれだけに真摯に取り組むかが一番大切な部分なのではないかと思います。


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麹君と対話中の古関さんを待つ間、勝手に釜場周りをジロジロと観察。ザルにお米が積まれているので明日の蒸しの準備かと思い近寄ってみると、お米ににしては粒が大きすぎるし、どう見ても丸いプラスチックの山。これはなんだべな…。

そこに腹筋が割れて酒屋男へと変身した古関さんが登場し「それはビーズなんです」。「はぁ、ビーズ…?」。詳しく聞いてみると、お米を蒸すときにこのビーズを甑の底に敷き詰めて蒸すと均一に蒸せるのだそうです。なるほど、だからビーズなんですね。

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その後、古関さんに案内されたのがこの場所。奥のサーマルタンクには今期5番目に仕込が終わった酒こまちの大吟醸が。昨年は「酒に香りはいらん!」と宣言し、徹底して7号酵母の酒にこだわった古関さんですが、酒販店さんからは「もっと派手な酒じゃないと売りづらい」との声もあったそうです。

言われてみれば確かにそう思う部分も少なからずあるのが正直なところで、19BY純米酒の「ひやおろし」や「流(るう)」は香り控えめでスイスイ飲める食中酒としてはピカイチの酒なんですが、当館でもお客様にお酒を薦める際に、華やかな香りがあるお酒はどうしても1~2本は欲しいところ。そのあたりの声を受け止めての今期の大吟醸の造りとなったそうですが、イメージとしては福乃友の酒の中では華やかな香りの酒という印象だった改良信交の純米吟醸に華やかさ度+2ぐらいの酒があれば、今よりも更に幅が広がるんじゃないのかな、なんてことも思ったりしました。

いろんな酒を飲んでいる方なら分かると思いますが、吟醸香プンプンの酒ってありますよね。お米の味もしっかりと残っていてバランスの良い酒なら良いんですが、中には口にした瞬間にフワっと華やかな香りが広がるけれど、飲み込んでからはアルコール臭さだけが残って他には何も残らないっていうお酒もあります。こういうお酒は決して美味しいお酒じゃないと思うし、諄くて沢山は飲めたもんじゃありません。

やっぱり日頃から飲む酒というのは香りは控えめ、お米の旨味や甘みもしっかりあって、飲み口がやわらかい酒。ご飯を食べながら飲んでいて一番落ち着くのはやっぱり純米酒なんですよね。ここのところ毎晩のように福乃友の純米酒を飲みながら夕食を食べてます。「ひやおろし」と「流」の減りがやけに早いのは気のせいです。ごめんなさい。


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こちらは今期4番目に仕込が終わった純米大吟醸。細かなスペックはあえて伏せておきますが、福乃友では地元の酒米しか使わないので当然ながら山田錦仕込みではありません。

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20BY純米大吟醸の醪。古関さんが作る純米大吟醸、どんな味に仕上がるのか興味津々です。


ちなみに、酒造期の蔵の中は当然ですが暖房なんてありません。極寒の中、冷たい水でお米を手洗いし、数十キロというお米を担いだり、時には走り回る。ひとたび麹室へ入れば30度前後の真夏のような環境で麹を造る。考えただけでも体がおかしくなりそうな重労働。いやいや、蔵人というのは生半可な心臓では勤まりません。


この後、休憩室にてしばし酒談義に花を咲かせました。今期の造りのこと、蔵の看板酒である「冬樹」への想い、等々...。

あと、大事なことも相談してきました。今年の夏から温めてきた企画なんですが、来年の春に当館で酒の会をやります!。決まりました!。当日は古関さんも来ます(確定)、サイトウ君も来ます?(オファー中)。

「福乃友の地酒を楽しむ会」ということで開催しますが、当日は地元の佐藤養悦本舗さんより佐藤信光さんにもお越しいただき、福乃友の地酒と稲庭干饂飩のコラボレーションということで皆様に楽しんでいただければと思っています。

福乃友酒造+佐藤養悦本舗という組み合わせ。どちらも秋田の名産ですが、ありそうで無かったコラボレーションではないかと思います。どちらも自信を持って皆様にお勧めできる秋田の逸品です。

今のところは3月の上旬を予定していますが、日時等の詳細が決まりましたら当サイトにて発表いたしますのでもう少々お待ち下さい。
by m_kurabu | 2008-12-19 16:09 | 蔵元探訪:福乃友酒造 | Comments(0)
約5年ぶりに福乃友酒造へ(大仙市神宮寺)
昨日の続きになりますが、大仙市神宮寺の福乃友酒造さんへ行ってきました。

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福乃友酒造は大正2年創業の歴史ある酒蔵。2005年9月、創業当時の大正時代の姿に蔵を復元し、大幅なリニューアルが行われました。

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文庫蔵。1階は酒造りに使われていた昔の道具や看板等が展示されています。

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文庫蔵・1階の様子。

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文庫蔵の2階では福乃友の仕込み水を使ったオリジナルブレンドコーヒーや大吟醸アイスクリームを味わうことが出来ます。喫茶室を備えた酒蔵は珍しいと思うので、気軽にふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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こちらはショップスペース。福乃友の全ラインアップの他、ぐい呑みやポストカード、のれん等も販売されています。試飲も可能ですので、好みのお酒に出会えるかもしれませんよ。

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こちらは今年のひやおろし。「今秋の一押しのお酒」として刈穂さんのひやおろしと共に提供しておりましたので、当館でお飲みになった方も多いのではと思います。

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この秋発売になった銘水仕込銘水熟成の純米酒。「流」と書いて「るう」と読みます。福乃友の杜氏である古関さんの酒への想い・ロマン・遊びゴコロが詰まった純米酒です。

この「流」は当館の地酒メニューに追加しておりますので、お泊まりの際にはぜひ味わってみて下さい。秋田にはこんなに美味い酒があるんです!。

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こちらは酒造庫です。釜場、洗米場、麹室、酒造庫まで見せていただきましたが、とにかくビシッと綺麗に整理整頓されていることが強く印象に残りました。


酒の造りが始まっていてお忙しい中を古関さんに案内していただきました。蔵入りして5キロ痩せたというサイトウさんにもお会いすることが出来て、とても楽しい時間をありがとうございました。12月にまたお邪魔させていただく予定ですので、その際には酒の搾りの様子などもあわせてブログで皆様にご紹介できればと思っています。


福乃友酒造株式会社
〒019-1701 秋田県大仙市神宮寺字本郷野82-6
TEL:0187-72-4141 / FAX:0187-72-4140
http://www.fukunotomo.co.jp/

※古関さんが酒への思いを熱く語る「蔵元コラム」は福乃友酒造の公式サイトに掲載されています。ぜひご覧下さい。
by m_kurabu | 2008-11-15 00:18 | 蔵元探訪:福乃友酒造 | Comments(0)

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