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晴耕雨読 | 秋田県小安峡温泉 湯の宿 元湯くらぶの公式ブログ

晴耕雨読
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EF24-105mm F4L IS USM。K200D+プラナーであれば、ギリギリなんとか持ちこたえてくれるようなシーンでも、キットレンズながらこの階調というのは正直スゴイと思ってしまった。フルサイズ機という部分も大きいとは思うけど、レンズが良いのか画像処理エンジンが良いのか。たぶん両方良いんです。この場合、腕はほとんど関係ありません。自分の腕が上がったと錯覚してしまいそうなほど、最近のデジタルカメラは良くできている。

このEF24-105mm、個人的には「名機」と思っているEOS 5Dと同時に発売された標準ズームで、5D Mark IIでもレンズキットにはこのレンズが採用されている。どうしてもキットレンズ=可もなく不可もなく、とりあえず写真は撮れるけどなんとも中途半端というイメージが強かった。実際、K200Dと一緒に買った18-55mmは早々に使わなくなり、代わりにF2.8通しのSIGMA18-50mm F2.8 EX DCや、ペンタックスのDA★16-50mmを愛用していた。キットレンズのDA18-55mmF3.5-5.6AL IIも絞り込んで使えば悪くはない。けれども、開放でF5.6というのは暗すぎるし、ボケ味もあまり綺麗ではない。そつなく撮れるけれど切れ味が無い。そんな印象のレンズだった。

そんなわけで、お値段は随分と違うけどキットレンズであるEF24-105mmを買おうかどうしようかものすごく迷った。どれを買おうかと悩んでいる時というのはじつに楽しいもので、できることならば永遠に悩み続けていたいくらい。いやしかし、そうなると永遠に欲しいものが買えないということになるのだから、逆にストレスの方が溜まるかな。結局、一ヶ月ほど悩んだあげく、清水の舞台から飛び降りる気持ちでえい!と買ってみた。そして撮ってみて驚いた。開放付近でも非常にシャープで色ノリも抜群に良い。さすがはLレンズ。Lの称号は伊達ではなかった。

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28mmではなく24mmスタートというのも大きなメリットで、APS-Cに換算すると約16mmの画角になる(PENTAXの場合)。APS-Cでは18mmスタートというのが標準ズームの定番で、18mmと16mmの「2mm」の差は非常に大きい。これだけ広角で撮れれば風景でも客室や温泉の撮影でも充分に使える。多少の諸収差はあるものの、工夫次第ではこの1本で何でも撮れる。手ぶれ補正付で防塵・防滴仕様、全長107mmと特別小型ではないけれど、重さは670gとそれほど重いというわけでもなく。旅行や登山に持って行くにしても、コンパクトというのは非常に大きな魅力です。ボディ+レンズで約1.6キロ。コンパクトデジカメと比較したらダンベル級の重さだけど…。
by m_kurabu | 2009-09-27 14:33 | Comments(0)
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