前回の続き。
天然物の黒キノコはこんな感じで生えている。こちらでは黒キノコと呼んでいますが、正式には「しし茸」と呼ぶのだそうで、ネットで検索すると「幻のキノコ」と呼んでいる人もいるらしい。※高級食材として高値で取引されているそうです。
栗田さんは慣れた手つきで茸を採っていく。じいちゃんと呼ぶには失礼かもしれないけれど、とても70歳には見えない若々しさ。昨年は田んぼで熊に食われる!という大事件に遭われた栗田さん。いや、食われたんじゃなくて腕を「かじられた」程度で済んだのだけど、入院もせずに片手で軽トラを運転していたという猛者である。
山の奥にはいろんなキノコが生えている。見るからに美味しそうなこのキノコ。バターで炒めて醤油をかけて食べたら最高ではないだろうか。しかし、どんな種類のキノコなのかわからない。わからない=食べるな、というのが鉄則で、うっかり毒キノコ食べてしまったら洒落にならない。シビれてからでは遅いのである。山は食材の宝庫だけれど、デンジャラスな食材の宝庫でもある。ところでこの茸の名前をご存じの方がいましたらぜひ教えて下さい。
栗田さんが飼っている犬と戯れるの図。決して喧嘩しているのではありません。この子がじつに賢くて、道案内もしてくれるし、危険をいち早く察知してくれる。熊除けには最高かもしれません。
栗田さんが生えている場所を見つけていてくれたのでこんなに沢山採れたのであって、普通の人では見つけることすら出来ないのではないかと思います。往復で約5時間の山歩き。帰りは膝が痛くなってロボットのような歩き方をしていたのは秘密です。翌日の筋肉痛が心配でしたが、意外と平気で膝の痛みも無く、予想外の結果に自分でも驚いています。まだまだ30代、トーチャン頑張るぞ。