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晴耕雨読 | 秋田県小安峡温泉 湯の宿 元湯くらぶの公式ブログ

晴耕雨読 PENTAXに思うこと
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この一年で撮った写真は15,000枚以上。雨の日、風の日、雪の日でも夢中で写真を撮り続けた。このカメラで写真を一から学んだ。今でこそ少々見劣りするスペックになってしまったけれど、どんなレンズでも手ぶれ補正が効くのは心強いし、防塵・防滴仕様だから多少の雨でもへっちゃらだ。充実したピクチャースタイルやボディ内RAW現像も便利で楽しめる機能だ。

PENTAXは規模は小さいながらも質の高いカメラを作り続けているカメラメーカーである。そのPENTAXのK-7がなかなか好調のようで、一時期は生産が追いつかなくなるほどよく売れていた。同じメーカーのカメラを使っているユーザーの一人としてはとても嬉しく思っている。このK-7、何がスゴイって、あのスペックのカメラをあれだけ小さく作ってきたこと。つい先日、店頭で実機を触ってみて驚いた。僕が使っているK200Dよりも二回りは小さい。1460万画素のCMOSセンサー、視野率100%のファインダー、マグネシウム合金のボディ、防塵・防滴仕様。もちろん最近のトレンドであるライブビューやHD動画撮影機能も搭載している。これだけの豪華仕様で実売価格が10万円を切っている。その価格でちゃんと採算取れるの?と思ってしまうほど格安だ。

先代のK20D/K200Dも良いカメラだとは思うけれど、エントリー~ミドルクラスであのサイズではなんとも中途半端という印象だった。コンセプトが明確ではなかったから、それほどヒットもせずに埋もれてしまった感があった。けれどもK-7は違う。小型・軽量とハイスペックを見事に実現した。2007年のカメラグランプリに輝いたK10D以来、久しぶりにPENTAXがPENTAXらしいカメラを作ってきた。

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ちなみに、ハイアマチュア/プロ向けの現行モデルであるNikonのD700、CanonのEOS 5D MarkIIだって視野率100%のファインダーは搭載していない。20万円オーバーのカメラでもできなかった事を、ペンタックスは10万円のカメラでやってのけた。これはかなり画期的なことである。
by m_kurabu | 2009-10-03 02:25 | Comments(0)
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