今日は、小安峡温泉にある小安観音堂にて例祭が執り行われました。
ここには、三十三体の観音様がおります。
毎年、12月17日と1月17日に、昔は毎月17日に執り行われたそうですが、部落の女性達が集まり参拝しました。
この場所は、湯元分教跡でもあり、その昔は洞源庵という現在は稲庭町広沢寺の閑居寺でした。
安永2年(1774年)、当時の庵主が、西国三十三番札所寺をあまねく巡歴行脚して各寺より土あるいは砂を持ち帰りこれを一個の壺に収め当庵床下に埋め、さらに三関村関口の石工某を招き三十三体の観世音を彫刻せしめこれを安置して祀ったそうです。また木像の観世音がありますが、子安子育観音と呼ばれ子宝祈願のため参拝するものも非常に多かったそうです。 『皆瀬村史参照』