こちらが6月18日現在の小安峡大噴湯噴気口付近です。平成17年の地熱開発調査によると、毎分223ℓのお湯(91.3℃)が一時も止むことなく湧出しております。
昔からすれば量は少なくなったと言いますが、「大自然の営みってす・ご・い~!!」とここへ来るたび思い、小さい頃からの記憶を重ね、よりいっそう浸食された川や、ごぅごぅと、噴き出てくるお湯を眺め、妙に落ち着くのでありました。また小学のころ、学校からこの皆瀬川を小安峡まで川の中をじゃばじゃばと登った授業?がありましたが、途中、川の中でも、所々お湯が湧いており、ああいう体験は今となってはいい経験だったなぁと、当時の先生方に感謝しております。
上に見える赤い橋は河原湯橋、昭和54年に架けられました。橋から水面までの標高差は64メートルあります。
昨年NHKの番組「にっぽん縦断こころ旅」で火野正平さんが、自転車で湯沢駅からいらしたとき、橋の上からの風景を見ることができない姿を、きゃー、火野さんでもみれないものがあるのー。おちゃめー☆とばかりにテレビ越しに見ておりましたが、実際に橋の上から見てみるとかなりの高低差があります。
こちらが、橋の上から撮った写真ですが、この日はとっても穏やかな表情ですね。
春には雪解け水が怒涛の如く流れ、夏には涼やかに川・木々共にそよそよと、秋には艶やかな紅葉、冬には水墨画のような世界が広がります。
小安峡渓谷への遊歩道は平成11年に再整備され、所々に木で作った椅子や小安峡温泉の由来等の解説立て看板も置いてあり、歴史的背景に触れながら散策することができます。・・・つづく。