
季節はすっかり秋めいて
朝夕はめっきり涼しくなった小安峡温泉です。
実りの秋でもありますね。
続々と秋の収穫物が届くようになり秋を感じる今日この頃です。
さてそんな中、今日はこの小安地区で始められた地熱発電開発の地元住民説明会ということで、社会科見学に行ってきました。
以前から個人的に掘削現場が見てみたかったので、今回の見学はとても楽しみにしておりました。
小安峡温泉から5キロ圏内とほど近いところに掘削現場があるのですが、あんなところに、あの機材を運んで組み立て、そして冬がやってくる頃にはまた全てを撤収すると聞いた時には正直びっくりしました。掘削現場までの道が意外に厳しく(現場まではマイクロバスで行けたのですが)前日の台風18号の爪跡が至る所のまだ残っているようでした。
この日は掘削が行われてはおらず、掘削機の一番手前につけるドリルのようなものを取り替えるため、つなぎ合せた棒を一本一本引き抜いている作業をしていました。春から掘削した距離700メートル。一本の棒の長さが12メートルと6メートル。地道な作業です。
もう一つの現場も、今日は掘削しておらないということで、掘削機の真下近くまで行ってみることができました。
二つめの現場近くから。
遠くに桁倉沼が望めます。
二つめの現場から5キロ圏内に上ノ岱地熱発電所があるのですが、その発電所では、約28,000キロワット、約7万世帯分の一般家庭の電力を賄えるそうです。
クリーンで持続可能といわれる地熱エネルギー。
文字通りうまく熱を利用して、電力が賄えるといいですね。