ようやく梅雨らしい季節となった小安峡温泉です。
道路脇に咲いたアザミの花もつやっぽくて綺麗でした。
雨が降ると綺麗だろうな~と立ち寄ってみるのが、桁倉沼周辺です。当館より車で10分~15分程で到着。小学の頃は、この桁倉沼近くでなべっこ遠足が秋の収穫時に毎年開かれていました。縦割りの班でなべっこ(当時は、芋の子汁)の材料を分担して持っていき、薪を使って、当時はまだキャンプ場も整備されていなかったから一斗缶で作った土間のようなものに焚き木をくべて鍋を作りました。高学年は、行き帰り徒歩で、中学年は行きはバスで帰りは徒歩だったかなぁ。結構な標高差があります。片道約3キロ弱の道のり、1日がかりでのイベントで父兄もお手伝いで参加していたのをなんとなく覚えています。帰りにはドングリやら栗やらあけびなんかも採りながら帰った記憶が。楽しい思い出の一つです。
この日も雨で誰もいないだろうな~と立ち寄ってみたら釣りをしている人がおりました。
桁倉沼の隣にある苔沼にも立ち寄りました。
ここには湿地帯に生息する多くのコケ類や、日本最小と割れるハッチョウトンボなど、高原湿地帯の生態系を知る上でも貴重な沼だそうです。木地山近くには多くの沼が存在しますが、これは約30万年前のカブト山・26万年前の高松岳の溶岩噴出にともなって、地下に生じた物質の欠損により、陥没。標高約500メートルの火口原の窪地に桁倉沼、つぶ沼、苔沼、じゅんさい沼、五才沼の高位湖沼群が形成されているそうです。
トンボが出る時期になったらまた、立ち寄ってみようかと思います。