数年ぶりに川原毛大湯滝へ行ってまいりました。
ここは、南部の恐山、越中の立山と共に三大霊山の一つで川原毛地獄の麓にあります。川原毛地獄は古くから羽州の融通瞼呼ばれ王朝の時代から多くの修験者や参詣者が訪れた、女人禁制の山だったそうです。
かつては川原毛温泉があったところで、駐車場から10分ほど歩いて下ると落差20メートルほどの滝と滝つぼが湯船の大湯滝が望めます。こちらは、滝壺上からの眺め。駐車場からの道は、きちんと整備されていますが人一人が通れる程度の山道。トレッキングシューズもしくはスポーツシューズを履いての散策が無難です。
なんと、今では温泉に入るための脱衣所も整備されていました。ここの温泉を探し当てた人もすごいですが、ここまで資材を持って脱衣所を作ったのも難儀な作業だったのだろうな、と思うと共にこの奥山深くにも沢山の人が訪れているのだろうなということが、伺い知れます。
「目蓮淵」とよばれる滝壺。今回はこの近くでしばし足湯をしてきました。
今日は、まだ8月末というのに長袖を着ないと寒いくらいの日でしたが、滝湯は体温ほどの温度で心地よい温かさでした。当館からは、距離にして18km、片道車で30分、徒歩15分の場所にあります。かつての温泉場ということで、一人よりも連れだってお仲間との散策が無難でしょう。ちょっぴり難儀だったけど久しぶりに来れてよかった、そんな場所です。