8月28日に撮影いたしました古代米の稲の様子です。
古代米(紫黒米)はおおよそ縄文時代から作られてきたと言われており、かつては日本全国で栽培されていました。古来より神事や祝い事などの晴れの日に使われ、それが現在の赤飯のルーツといわれています。常食として用いるには栽培に手間がかかるため、日常的に食べるのは皇族や名門の人々に限られていたと伝えられています。その結果、神聖な米として全国数カ所の神社のみで作り継がれてきました。
古代米の特徴といたしましては、もち米と同じ味で、栄養分としては必修アミノ酸を含むたんぱく質が多く、ビタミンB1、B2、Eや鉄、亜鉛、カルシウム、リンなどのミネラルを豊富に含み、懐石料理や薬膳料理として需要があり、お産後お粥として食べている等、滋養に富んだお米です。
中国では古くから漢方薬としても用いられているようです。 また、からだの酸化を防ぎ、目の働きやアトピー性皮膚炎、アレルギー体質の人にもよいとされるアントシアニンという色素を豊富に含んでいます。
古代米はお米自体が濃い紫色をしています。当館では、約9年前に秋田市雄和の(株)坂本バイオ様にご協力を頂きまして、古代米の自家栽培を行っております。収穫された古代米は、御夕食の際に「古代米のゆかりごはん」としてお客様にご提供いたしております。
また、2004年より自家栽培の古代米を使用した濁り酒「やよいのしずく」も発売いたしております。濃厚でありながらも、すっきりとした甘さが特徴で、一般的な濁り酒と比較すると辛口に仕上がっております。醸造は「米蔵」「あいぼう」でおなじみの秋田県醗酵工業株式会社様にお願いしております。
当館のオリジナル濁り酒「やよいのしずく」はインターネットでもお買い求め頂けます。ご注文は重右衛門オンラインショップ、または、当館まで宜しくお願い致します。
重右衛門オンラインショップ
http://shop.juemon.jp/